電気関係を見る *通信関係はどうか
電話などの通信をはじめとして、インターホン・TVアンテナ・防犯・電源遠隔操作などは弱電と称する分野に属します。
最近は通信設備も、インターネットや衛星放送・セキユリティーに対応可能なデジタル回線や有線放送など、各電話会社などによる目まぐるしい技術革新と激しい競争のなかで多様化し、選択肢が増え、建て主の個性に左右される分野になっています。
竣工後の露出配線を嫌うなら、最低低限とりつけ位置だけは想定しておき、建築の電気工事としては壁内に「埋めこみ配管」(なかに電線などを通すための樹脂製の管)を準備しておくとよいでしょう。
電気関係を見る *配線はどうか
ふつうの住宅では、天井内や壁内・床下などは「Fケーブル」(2本以上の電線を分けて厚く被覆した樹脂製のケーブル)で配線されます。
このケーブルの分岐点やつなぎ目の部分などは、将来の改修にも対応できるよう、要所に接続用のジョイント、ボックスを設けたり、系統別に色述いのケーブルを使用するなどの配慮をしておきましょう。
天井内などでは多数のケーブルが錯綜するので、整然とした配線でないと照明などの位置変更は難しくなり、設計図がない場合はかなり困難になります。
また、RC造(コンクリート造)の建物に配線する場合や、将来のケーブル引きこみには「配線パイプ」を使用します。
パイプを使用した場合には、パイプ内のケーブルの引き替えが可能になりますが、これは最初にきちんと要求しておかないと、かなりな追加工事費となって、予算に跳ね返ってきます。
工事中の追加はどうしても契約時に比べて高くなる傾向があるので、注意しましょう。
電気関係を見る *照明器具はどうか
照明器具も一般的なものは問題ないのですが、自分で選択したいものは、「支給品」といって、建築主が現物を提供することがよく行なわれます。
この支給品は、工事が始まってから指定することが多いので、そのつもりであれば請負契約時にそう断り、器具代を代を見積りしてから外して取付費のみを計上してもらうことが必要です。
照明器具のサイズや材質感はカタログではよくわからないので、ショールームに足を運び、実物を見て選ぶようにしましょう。
シャンデリア風のものなど、重量がかかるものや、特殊なとりつけ方法を必要とするものは、下地補強が必裂です。
あらかじめその希望を伝えておくとともに、なるべく工事中に持具を決定し、竣工までにはとりつけを完了させることが肝心です。
電気工事に限らず、支給したいものがあるときは、事前に工事業者に断っておくことが大切です。
電気関係を見る *コンセントとスイッチはどうか
マンションなどで、すでにとりつけられているものは「それでよし」とするしかありませんが、建物全体の容量に余裕がある場合は容量を増やすことも不可能ではありません。
新築する建物であれば、想定できる使用目的に合った内容ととりつけ位置について、工事監督者や工事業者と細かい打合せをする
必要があります。
一器具一回路は、一般に大きな電気湯量を必要とする器具のためです。
しかし、容量は小さくても、同じ回路にあるほかの電源の影響を受けたくないもの(たとえばコンピューターやオーディオ装置など)は、単独回路の方が安全性が高くなります。
このほか冷暖房・乾燥機・電子レンジ・オーブンなど、また最近では設置が一般化している洗浄乾燥機能
付き便器なども単独回路のほうがよいようです。
とくにコンピューターを利用する場合は専用回路とし、洗濯機や電子レンジ・冷蔵庫などと同様に、アースつきのコンセントが望まれます。
また、屋外の電源は防水・防湿コンセントになります。
なお、浴室内には原則的にコンセントの設間は認められていません。
浴槽・トイレ・洗面が一体になったユニットバスなどにはコンセントが欲しいところですが、安全上不可とされていることを認識しておいてください。
コンセントの位置やし高さ・数量は、その目的にあったように慎重に決めることが必要です。
スイッチは、センサーつき、遠隔操作式、遅れ消灯式、大型・ホタル式、3路・4式などがあります。
これも位置や高さに注意してとりつけましょう。
電気関係を見る *電気回路はどうか
まず適切な回路数を設定し、過不足とならない契約容量にすることが決め手です。
建売りやプレハブ住宅の場合も、この回路数と内容をよくチェックしてください。
電気器具によって、「一器具一回路を要するもの」と「照明など数値をグルーピングした回路とするもの」の種類があります。
これらの回路数の和が必要回路数ですが、このグルーピングが片寄ると、特定川路の「ブレーカ」(安全遮断機)が頻繁に落ちて生活に不便です。
また、安全を期し単独回路を増やすと回路数が多くなり、契約容量が大きくなってしまいます。
分電気には、回路ごとのブレーカーとすべてを集めた電流のための「主ブレーカ」が収められます。
将来のために「1~2回路分の子備スペースを持つ分電晩であるかどうか」も考慮したいものです。
最近は「リミッター契約」という契約方式が普及しています。
これは、「最初は小さい容量で契約し、普段の生活のなかで確認してから、契約容量(限度は60アンペアまで)を増やすことができる」というものです。
ただし、このリミッター契約の場合、分電盤の形式
が変わるので、この万式が可能な盤が入っているかどうかの確認が必要です。
引きこみには、単相2線100Vと単相3線200Vの引きこみがあります。
エアコンのためばかりでなく、単相3線200Vの引きこみが普及していますが、これも事前に確認したいものです。
電気関係を見る
電気設備はもっとも身近な必要設備ですが、油断するとコストの高いものになります。
それだけに、きめ細かく使用内容を見で検討する必要があります。